2016年9月19日月曜日

プロの生活を目指す

少しずつ、自分に出来ることが増えてるのが嬉しい。

ちっぽけなことだけど、いまだに電話は苦手だったりする。私の英語は基本的にデタラメで文法が適当なんですが、電話だと声だけを道具にものごとを伝えなくちゃいけなくて、だから緊張する。
だけど、電話を使って交渉したり、頼み事をしたり、そんな苦手なことを、少しずつ重ねてちゃんとできていくのは実感できるし、とても嬉しいです。

スマートに、マタツ(乗り合いのミニバス)でお金が渡せたとき、よっしゃー!てなる。今日はそうだった。
マタツだと、車掌がさりげないタイミングでお金を徴収し始めて、「え、みんないつ払ったん?」てくらい無音でやりとりがなされる。今日は、車掌につんつんとされて、ささっと金を払ってささっと釣りをもらうという一連の流れを無言で華麗に成し遂げることができて、ちょっとプロになれた気がした。今までで一番よかった。

農村にいくと、果物にせよ乗り物にせよ、値段はきちんと決まっていなくて、商品の状態や売り手の気分、買い手の懐具合によって微妙に変動する。そんなところで、How much?とか聞いてるうちは、アマチュアだと思っている。「私は相場知ってますよ」的な雰囲気で、予想よりも少し多めにお金渡して、「はい、おつりください」という顔で待つ。すると、だいたいちゃんと適正価格で釣銭が返ってくる。これがプロの道だと思っている。

もちろん少々ぼったくられることもありますが、若干上乗せしたぐらいのムズング(=外国人)価格なら良いかなと思う。

より多くを持つ者がより多く供給する、という「分配」のメカニズムは農村経済に息づいていて、これを「情の経済」と呼ぶらしいです。

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