2016年9月24日土曜日

「途上国」と「先進国」

この言葉、便利だけど、あまり好きではないです。

なにが妙かって「開発」だとか「発展」の方向は、それぞれ違うでしょ、て思うのです。近代化理論はもう古い(と思っている)し、全ての国がアメリカ型(というか「都市」型?)の「発展」を目指すのは変な話です。なにを持って、この国は「発展している」国、あの国は「発展した」国だなんて決めるんでしょうか。「発展」は、それぞれの国や地域、社会の文脈で考えれば良いことだと思う。同じ基準で、世界を区分して、「途上国」、「先進国」と分けるのはなんか気に入らない。

ついでにゆうと、日本国内の福祉とか教育の政策を語るとき、よく比較の指標をOECD諸国に限っているのも気に入らない。OECDだけで比べようとする発想こそが貧しい。と突っ込みをいれたいですね。

だけど、なにが歯がゆいか、というと、ケニアの人たち自身が、この言葉を使って自分の国を批判し、しかも日本がうらやましい、と表現することが少なからずあることです。「日本は発展した国だ。だってケニアの車のほとんどは日本から来ている。ケニアはまだ遅れているから」といった感じ。

もちろん、私が日本人であることを知ったうえでの発言なので、お世辞的な要素も含まれてると思います。
それでも、なんだかな~という気分になります。



そういえば今日スイカの種を克服しました。
随分とスイカを食べるのが楽になりました。

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