2016年9月8日木曜日

ムソマ、感想

今日は、結核プロジェクトのフィールドめぐりの最後の日だったんですが、急きょムソマという村に行くことに。
ムソマ村は、ADEOと10数年?協力関係にある村です。

ムソマ村では、HIV関連の死亡に伴う孤児が多く、村内の人びとで協力し合いながら、この孤児らを支援する自助グループが組織されています。
この自助グループに、日本からADEOを通して支援が届いているという関係。
ただし、現在は支援の多くが滞っている状況。

今日は、このムソマに急きょ、しかも私ひとりで行くことになりました。

今日はとりあえず自助グループの人たちから話を聞いて、村内の家を何軒か訪問してHIV陽性者の方と話しました。

村内を練り歩いて家を訪問して話を聞く、ということは別の村でもやったことがあるんですが、ムソマで驚いたのは、話慣れしているということ。

私がこれまで調査に行った村では、1回目の訪問時には、私も相手も緊張していて一問一答だったり、あんまり立ち入ったことは聞けない感じなんですが、ムソマでは、私が質問をするよりも前に、一定程度の情報をざーっと話してくれる。

外国人が来れば支援が届くという期待が、最近連続して裏切られてきた、という不満を訴える一方で、
外国人はただここに来て何かを約束してくれるけど守ってはくれない、という諦めも垣間見えた。

「援助漬け」というよりは、もっと「したたか」な印象を受けました。
「本当に支援がほしい」という苦しさよりも、「本当に支援がほしいという苦しさ」を演じている、という印象。
演じながら、腹の中では、ちょっと来ただけの外国人には期待していない、という感じがしました。

まあ、それはそうだろうな、と思います。
まだまだ私も1回目なので、いろいろ見えていません。

ともあれ、ADEOとムソマ村のコミュニケーションがちゃんと取れていないのは何故?
ムソマ村に拘っているのは、ADEOというよりも日本人なのかな、と思いまいた。

今日のところは以上です。
また来週からムソマには足を運びたいと思う。

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